実物の曳山も並ぶ会場では、実測図の数値と実物を見比べることができる=唐津市民会館曳山展示場

高さや各部位の幅、内部の構造などが示された赤獅子の実測図=唐津市民会館曳山展示場

 唐津くんちの曳山(やま)14台の実測図と、内部構造を写した写真などパネル178枚を展示する企画展「曳山の記録と継承」が、唐津市西城内の曳山(ひきやま)展示場で開かれている。ユネスコ無形文化遺産登録を受けた曳山行事を、高さや幅など詳細な数値の面から、立体的に捉えることができる。30日まで。

 実測図や写真は、市教委が2009年に曳山の記録保存の基礎資料としてまとめた「唐津曳山記録保存報告書」から抜粋した。実測図は曳山の高さや幅、台車の構造などを示している。赤獅子の実測図からは、頭部の横幅が約2・9メートル、高さが5・42メートルで、頭部が地面に対して若干右に傾いていることがわかる。また、曳山の内側や台車の裏、後ろ姿など、さまざまなアングルから撮った写真も並ぶ。

 展示担当者は「来場者からよく曳山の大きさや内側がどうなっているか質問を受けており、それに答える展示内容」と話す。展示場にある実物の曳山と、パネルに書かれた大きさのデータや台車の構造を照らし合わせて見ることができる。

 各町の正取締や副取締の「くんちを守る責任の重さを痛感する」「伝統を大切に引き継ぎたい」などのコメントも添えた。曳山展示場の森也寸志(やすし)館長(51)は「祭りの担い手の思いに触れて、曳山をより立体的に感じてほしい」と話す。

 開館は午前9時から午後5時まで。入場料は小中学生150円、一般300円。問い合わせは同展示場、0955(73)4361。

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