玄海原発3号機原子炉格納容器内を視察する県原子力安全専門部会のメンバーら=18日午後、東松浦郡玄海町(代表撮影)

 九州電力玄海原発3、4号機(東松浦郡玄海町)の再稼働について、佐賀県が専門家から技術的なアドバイスを受ける原子力安全専門部会は18日、発電所内を視察した。新規制基準に基づき整備された設備などを見て回り、安全対策や疑問点を尋ねた。

 部会長の工藤和彦九州大学名誉教授ら委員5人が訪問し、九電側は社員約120人体制で対応した。

 重大事故発生時の対応拠点となる代替緊急時対策所は、約100人が1週間対応できる食料なども備えている。180平方メートルで十分な休憩スペースがなく、九電は新たに支援機能を拡充した耐震構造の緊急時対策棟を整備する。工藤部会長は報道陣に「基準はクリアしているが、24時間、7日間暮らすのはなかなか大変と感じた」と語った。

 原子炉格納容器内で水素爆発を防止するための装置なども見学し、「対策を多重化、分散化するなど、安全性確保は以前より随分強化されたと現場を見て改めて分かった」と述べた。

 19日は佐賀市のグランデはがくれで、九電から地震や津波など自然災害に関する対策を重点的に聞く。

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