唐津焼作家が多数協力し、旧大島邸で開かれている五葉会の茶花展=唐津市南城内

 唐津市南城内の旧大島邸で20日、開館記念の茶花展が始まった。旧大島邸の保存運動にも関わった五葉会の主催で、唐津焼作家約40人が花入を提供。ヤマアジサイやシャクヤクなど季節の花々が移築復元された和の空間を彩っている。21日まで。

 茶花はお茶席に設ける花で、五葉会は佐賀、唐津、福岡の愛好家約80人が所属する。2009年、すでに取り壊しが決まっていた旧大島邸で「最後にお花を飾ってお別れを」と会員の発案で茶花展を開催。多くの人が建物の価値を再認識し、市民の保存運動が高まるきっかけの一つになった。

 茶室棟3室、主屋棟4室で展示している。唐津市出身で会主の草場観月(かんげつ)さん(70)は「前回は床が落ちたりしていて2部屋しか使えなかった。唐津焼を取り巻く和文化を発信できる場所になってほしい」と同じ会場での開催に笑顔を見せていた。

 茶花展は午前10時半から午後4時半まで。旧大島邸の入館料100円が必要。呈茶(有料)もある。

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