早稲田佐賀高男子テニス部は、県総体で悲願の団体戦初優勝を果たした。試合内容もさることながら、大きな注目を集めたのはその「応援」だ。総部員数44人が一つになり、選手に声援を送る姿は圧巻だった。

 応援の指揮をとった3年の伊藤壮汰君は「一人一人がテニス部としての誇りを持って戦った。選手の粘り強いプレーに呼応するように自然と応援も力強くなった」と語る。選手を鼓舞する大声援で「個人技」の枠を超え、部員全員で戦っていた。

 全国総体では最大の武器である「数の応援」はできないが、彼らの思いは一つだ。部員たちの熱い期待を受け、選手の闘志も燃えている。

 各校のエースを破り、優勝に大きく貢献した2年の半藤伯馬選手は、「試合に行けない選手の分まで戦う。出場するからには結果を残す」と全国への決意を語った。彼らの起こした「早稲田佐賀旋風」は全国の舞台でも吹き荒れることだろう。(文・藤原拓也、中山将吾 撮影・清水萌音)

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