iPadを解禁した佐賀市議会の委員会。紙を余り持ち込まない「タブレット派」と紙も使う「併用派」がいる=佐賀市議会委員会室

 開会中の佐賀市議会で、常任委員会でのタブレット端末「iPad(アイパッド)」使用が解禁された。「持ち運びが手軽」「文字の拡大に便利」という端末派と、「操作にまだ慣れない」という紙との併用派が混在。議員の机はペーパーレス化に向けた過渡期の様子を映し出している。

 市議会は昨年10月にiPadを導入した。研修も重ね、多くの議員が専用のタッチペンを使ってデータ化された資料を確認している。今議会の当初予算案など1500ページを超える資料が保存され、委員会では紙の資料と同様に扱う。議員は好みで端末と紙を使い分けているが、ほとんどが委員会室に端末を持ち込んでいる。

 ICT化推進を担当する議員の1人は「目指すは完全ペーパーレス。印刷などの経費削減にもつながる」。ただ、本会議での使用は「議場の環境整備を要する」とも。「メモするには紙がいい」という議員もおり、完全ペーパーレス化にはまだ時間がかかりそうだ。

このエントリーをはてなブックマークに追加