■「出産まで切れ目ない支援」

 佐賀県は、2013年秋から、少子化対策の一環で結婚支援事業に乗り出した。これまで事業を通して結婚したカップルの数は、把握できているだけで53組(16年度末)。本年度は、企業に、結婚を希望する従業員に対してイベント関係の周知を協力してもらうなど、新たな取り組みも始める。

 これまで県主催や、県が把握しホームページなどで告知した結婚支援事業に参加したのは男性が約1万800人、女性が約9600人。「イベントでのカップルの成立数は多い傾向」(こども未来課)といい、16年度は232件のイベントを開いて529組のカップルが誕生している。

 価値観が多様化する中、事業展開で「結婚」という特定の価値観を押しつけることがないよう、最も気を遣う。あくまで出会いの場を提供することに徹する。

 目標の成婚数は「結果としての数値で、数値目標を掲げるのは難しい」として設けていない。結婚に関し報告を義務付けていないため、「把握できていない成婚数もあると思う」と同課は事情を語る。

 こども未来課は「少子化が進む中、手をこまねいている状況ではいけない。出会いから出産まで切れ目ない支援をする姿勢を見せることは必要」とし、手法の模索を続けながら継続する方針を示す。

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