沖縄の子どもたちを描いた作品を見る来場者たち=佐賀市のアバンセ

 沖縄返還協定反対のデモで起きた渋谷暴動事件(1971年)で警察官を殺害した実行犯として無期懲役刑が確定し、獄中から無実を訴えている星野文昭受刑者(71)の絵画展が14日、佐賀市のアバンセで始まった=写真。16日まで。

 星野受刑者の無実と再審開始を訴える市民団体「星野文昭さんを取り戻す会・九州」の主催。刑務所で描いた沖縄、原発、世界の子どもたちをテーマにした水彩画27点が並ぶ。沖縄の海やエイサーを踊る子どもたちなどが優しい色合いで描かれている。

 以前も絵画展に訪れたという20代の男性は「絵画展がきっかけで星野さんのことを初めて知った。ヒマワリの絵が繊細なタッチで良かった」と話した。

 同会メンバーの秋山勝行さんは「星野さんの逮捕は過去の事件となり解決されないまま。星野さんの無実の訴えも沖縄問題も結果として変わらない。絵画展で多くの人に現状を知ってほしい」と話した。

 全国各地で絵画展を開き、佐賀では初開催。入場無料。

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