公道を走るカート=17日、東京都港区

 訪日外国人観光客らに人気のカートの公道走行について、国土交通省は安全対策の強化に乗り出す。車高が低くて周囲の車から見えにくいといった課題があり、人気の上昇とともに事故も目立ってきた。警察庁と連携し、カートのメーカーやレンタル業者に対し、利用者への安全指導の徹底を求めることなどを検討、道路運送車両法に基づく車体の基準改正も視野に入れている。

 カートは遊園地のゴーカートに似た車両で、全長約2メートル、幅約1メートルで1人乗り。基準改正では、周囲の車から視認しやすくするポールの取り付けや、現状では必要がないシートベルトの義務化などが議論となりそうだ。

 警視庁によると、東京都内での事故は3月末から5月18日までで12件。全て物損事故だったが、うち10件で外国人が関係していた。

 カートは、道路運送車両法では「原動機付き自転車」に区分。ヘッドライトや方向指示器は付いているが、シートベルト装備の義務付けはない。道路交通法でも、ヘルメットやシートベルトの着用の必要がない。【共同】

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