東明館高野球部。古賀監督と豊福部長のもと、強豪チームへと絶賛成長中だ

指導する古賀洋監督

■名物監督・古賀さんが指導

 昨秋の九州地区高校野球佐賀大会で8強入りを果たし、快進撃を見せた東明館高野球部。部員数は25人と、同校の他の体育会系部活と比べても豊富な人数がそろう。勢いにのる同部だが、ほんの数年前までは部員数がスタメン9人に届かなかったり、夏の甲子園県大会での1勝が遠かったりと、決して強いチームではなかった。

 29年前の野球部創設時から部を支える古賀洋監督(56)は、「進学校で部員を集めるのにも一苦労、ボールの握り方も知らない素人集団だった」と当時を振り返る。

 そんな東明館野球部に、古賀監督の恩師である故平野國隆さん(鳥栖高野球部監督)は「野球が好きなチーム」を目指せとアドバイスした。「勝ちたいのに」と最初はジレンマもあったが、次第に平野さんの言葉が指導方針になった。「3年間、野球をやって良かったと子どもが思ってくれたら勝ち」だと古賀監督はいう。

 2年前から特待生で部を増強し、熱血指導の豊福弘太部長が加わったことで、部の雰囲気が一変。豊福部長が厳しくげきを飛ばせば、古賀監督が温かくフォローしてチームをまとめる。

 「これからは東明館の逆襲時代」と、いたずらっぽく笑う古賀監督。「野球が好き」だけでなく「野球で勝つ」チームを目指し、もちろん狙うはてっぺんだ。“新生”東明館野球部が、今年の佐賀野球界に旋風を巻き起こすか!?

このエントリーをはてなブックマークに追加