佐賀新聞社を訪れた、「ボンちゃんよみきかせ隊」の本田ひろ子さん(左)と森川聖子さん(右)、絵本に登場する母親のモデルになった江口りつ子さん=佐賀市天神の佐賀新聞社

 武雄市出身の本田ひろ子さん(60)=東京都=が武雄で過ごした幼い頃の思い出をもとに絵本を作った。「ボン-言葉なき者たちからのメッセージ-」(文芸社)で、妹の森川聖子さん(58)=京都府=とともに「ボンちゃんよみきかせ隊」をつくり、絵本の読み聞かせを行う県内の小学校などを募っている。

 本田さんと森川さん姉妹にとって、幼い頃に飼った「ボン」は思い出の犬。野良犬だったボンに出会い、飼うのに反対した父親以外の家族とボンは仲を深めた。ある日、ボンは保健所に保護されてしまう。母親はボンを迎えに行き、それを見てあきれた父親も徐々にボンとなじんでいく。物語の最後はボンが幸せに過ごした日々を描いた。

 読み聞かせでは小さい鉄琴を効果音に使い、京都の小学校で行った読み聞かせでは、鉄琴の癒されるような音が好評だったという。本田さんは「50年以上前の話だが、今の社会に通じるところがあるのではと思う。絵本を通して命の大事さや命を慈しむ心を多くの子どもたちに伝えたい」と読み聞かせ活動への意欲を語る。2人は現在、県外在住だが、学校側とスケジュールを合わせて訪問したいという。問い合わせは森川さん、電話070(5042)8139。

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