■JR九州、25日、与党に説明

 九州新幹線長崎ルートの運営主体となるJR九州は、国の専門家による技術評価委員会で示されたフリーゲージトレイン(FGT)の耐久性と経済性の数字を基に採算性などをみるための独自の試算を早急にまとめる考えを示した。25日に与党側に説明する。

 「耐久走行試験への移行の判断がされなかったと受け止めている。(摩耗対策などの)対策はお客さまの命に関わる重要な事項。技術評価委員会の評価を尊重したい」。JR九州の牛島康博新幹線計画部長は、記者の問い掛けに慎重に言葉を選びながら答えた。

 昨秋から圧縮された製造・維持管理コストに対しては「今日示されたものでシミュレーションをしたい」と評価を避け、「西九州(長崎)ルート運営にFGTが何両必要でどれだけの経費が必要か。新幹線と在来線の直通による需要見込みと収入予測などをして事業性をみる」と説明した。

 ただ需要を左右する関西圏直結については考慮せず、直通区間は博多-長崎間で試算することを明かした。国の費用対効果の試算では大阪-長崎直通となっている。直通区間が短いため需要見込みや収支への影響も考えられるが、牛島部長は「直通は他の事業者との合意でなされる。まずは自社でできる範囲で考える」と述べた。

 「かなり複雑な試算になるが、(25日の)与党PTの場で示したい。予断なくしっかりと計算したい」。あくまでも運行事業者として現実的な試算を出す姿勢を強調した。

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