3回戦・唐津工―佐賀工 走者を背負いながら力投する唐津工の主戦加藤玲士=みどりの森県営球場

3回戦・唐津工―佐賀工 佐賀工ナインが高らかに校歌を歌う中、ベンチ前で涙をこらえる唐津工の主戦加藤玲士(右)=みどりの森県営球場

 佐賀工が延長十二回に及ぶ投手戦を制し、唐津工にサヨナラ勝ちした。

 佐賀工は2-2で迎えた延長十二回、先頭の8番山田が四球で出塁。二つの犠打と四球で2死二、三塁とすると、3番山下の左前打で勝負を決めた。エースの嶋は丁寧に低めに集める投球で12回を完投。走者を背負いながらも堅守に支えられて要所を抑えた。

 唐津工は1点を追う土壇場の九回、2死から追いつく粘りを見せたが、主戦加藤が最後に力尽きた。

■192球目、サヨナラ許す

 延長十二回2死二、三塁。唐津工の加藤玲士が投じた192球目は、甲高い打撃音とともに左前にはじき返された。悔しいサヨナラ負け。気迫を込め力を振り絞って投げ抜いたが、最後に力尽きた。

 1回戦は厳木打線を130球で完封。接戦となった2回戦・小城戦は159球を投げた。この日は佐賀工のエース嶋との投げ合いに。相手に1点をリードされ、我慢のマウンドが続いた。

 八回ごろからは全身に疲れを感じていたが、「あとは気合」。バックも応えた。九回2死から同点に追いつく粘りを見せると、十回2死二塁のピンチでは相手の左前打を磯口蓮が好返球。二走を本塁で封殺した。

 だが、十二回の場面。得意のスライダーを外角に投じたが、序盤の切れはなかった。

 敗れはしたものの、仲間の声が背中を押し、「いつも以上の力は出せた」と加藤。今大会最長となる2時間55分の熱戦にスタンドからは惜しみない拍手が送られた。青野雅信監督は「ここまでよくチームを支えてくれた。100点満点」とねぎらった。

 佐賀工・山下航志(延長十二回にサヨナラ打を放つ)監督や仲間の言葉でリラックスして打席に入れた。打った瞬間、抜けたと思った。

 ▽3回戦(みどりの森県営球場)

唐津工000 100 001 000  2

佐賀工000 200 000 001x 3

(延長十二回)

▽二塁打 嶋本(唐)川副(佐)

佐賀工3―2唐津工

 唐津工   打安点

(8) 鈴 木510

(4) 東 畠400

(6)  鶴 500

(5) 本 山520

(3) 嶋 本531

(9) 楠 田210

(7) 上 田200

 H  八 島100

 7  三 浦000

 H  姉 川100

 7  磯 口000

(2) 中 島300

(1) 加 藤400

    計 3771

 振球犠盗失併残

 2451128

  佐賀工打安点

(2) 竹 本300

(3) 古賀丈410

(6) 山 下511

(9) 徳 永520

(7) 藤 原100

(8) 川 副412

(4) 松 尾410

(5) 山 田410

(1)  嶋 400

    計 3473

 振球犠盗失併残

 99521110

投 手回 安振球

加 藤112/3799

 嶋 12 724

このエントリーをはてなブックマークに追加