ニセ電話詐欺が絶えない中、金融機関などの声掛けによってだまされているのが発覚し、被害を未然に防ぐケースも増えている。県警の調べで、2016年に阻止したのは118件に上り、7906万円の被害を水際で食い止めた。

 県警によると、ニセ電話詐欺の被害件数と阻止件数から割り出した「阻止率」は16年、63・7%だった。声掛けなどで阻止したのは家族と親類が38件で最も多く、次いで被害者が送金で訪れるケースが多い金融機関の34件。現金自動預払機(ATM)を設置し、電子マネーも取り扱うコンビニでも12件を防いだ。

 阻止率は14年が45・5%、15年は51・1%で、増加傾向にある。詐欺の手口や注意点の情報が金融機関などで共有され、電話しながらATMを操作する人や高額の預金を引き落とす高齢者らに声を掛け、防止につながっている。コンビニ客が被害者に声を掛けたり、タクシーの運転手が乗客の被害に気付いたりして食い止めたケースもあった。

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