佐賀大学に誕生したジェンダー・イクオリティ研究所のキックオフシンポジウムが20日午後1時から、佐賀大学本庄キャンパスの大学会館で開かれる。参加無料。

 ジェンダーとは、社会が線引きする「女らしさ」「男らしさ」というような既成された性別的な役割。同研究所では、行政やNPOなどと連携して、ジェンダーに関する問題解決のために、研究や教育に取り組んでいく。同大学の上野景三教授が所長を務め、男女共同参画推進室や人権、社会学などに携わる大学教員がメンバーとなる。

 メンバーの吉住磨子教授は「男女共同参画を進める中で、女性の問題は置き去りにされてきた」と指摘し、「国や自治体は今、ダイバーシティ(多様な人材活用)を掲げている。この研究所では、ジェンダーの問題が埋もれてしまわないように、考察する機会をつくりたい」と話す。

 シンポジウムでは、波平恵美子お茶の水女子大名誉教授が「新しい男女参画社会のためのジェンダー概念」をテーマに講演。佐賀大の宮地歌織男女共同参画推進室特任助教が「女性と高齢化-アフリカ・ケニアの事例から」、吉岡剛彦准教授が「若年世代のジェンダー意識」について報告する。

 同研究所とアバンセが共催する。問い合わせは佐賀大学芸術地域デザイン学部、電話0952(28)8344。

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