千趣会の担当者(右)に商品を説明する参加業者=佐賀市の肥前通仙亭

 少子化や核家族化で個食市場が拡大し、調理が簡単で一度に食べきれる量の食品が人気を集める中、佐賀市と神埼市の食品加工業者14社が19日、「ベルメゾン」で知られる通信販売大手・千趣会(大阪市)との商談に臨んだ。小分けの製造対応の必要性を学び、販路開拓のヒントを探った。

 商談は佐賀市の肥前通仙亭であり、メーカーの担当者や生産者が、菓子や飲料、佐賀牛ステーキなど24品目を売り込んだ。ブルーベリーのリキュールを持参した西山田農園(佐賀市)は「飲みきりサイズで何種類かあれば面白い」などとアドバイスを受けていた。

 3千点を扱う千趣会の食品通販では、ネットの売り上げがカタログを逆転する勢い。傷などが入った「訳あり品」の需要も高く、同社企画管理チームの高岡良之参事は、ゴマを使った菓子を紹介した業者に「割れた商品をセットで販売できないか」と提案した。

 同社のネット会員数は約1500万人。ホームページ掲載料は無料で、6次産業化に取り組む生産者からの売り込みも多い。高岡参事は「商談で即決できる商品はごく一部」とし、「誰に売るかで商品の見せ方や料金、量を変えるなどの工夫が必要」と話していた。

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