【ワシントン共同=武井徹】20日の米大統領就任式は、歴史に新たな章を刻む4年に1度のイベントだ。トランプ次期大統領は「最高のショーになる」と意気込むが、「過去に比べて地味」(ワシントン・ポスト紙)との見方も。周辺ではトランプ氏の差別的な言動に抗議するデモが計画され、祝賀ムードに水を差す可能性もある。

 米憲法は1月20日正午を4年の大統領任期の始まりと規定。新大統領は最高裁長官立ち会いの下、左手を聖書の上に置いて宣誓する。宣誓は「職務の遂行を開始する前」と決められており、正午の直前が通例。しかし2009年のオバマ大統領就任式では、式典の進行が遅れ正午を過ぎた。

 トランプ氏は宣誓の際、リンカーン大統領が1861年の1期目就任式で用いた聖書を使う。オバマ氏も同じ聖書を使用した。

 新大統領は最初の仕事となる就任演説の後、直線距離で約2・5キロある議会からホワイトハウスまでのパレードに臨む。過去にはオバマ氏を含め、途中で車を降りて歩く大統領もいた。1977年のカーター大統領は最初から歩き、親しみやすさをアピールした。

 パレードには約40団体の約8千人が参加。過去には4時間以上に及んだこともあるが、ワシントン・ポスト紙によると今回は約1時間半の見通し。舞踏会の前に「一仕事したい」とのトランプ氏の意向で、短めになるという。

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