水防工法を訓練する参加者=佐賀市の嘉瀬川河川敷

 梅雨時期の洪水に備え、堤防決壊などを防ぐための水防工法訓練が21日、佐賀市の嘉瀬川河川敷で開かれた。佐賀、小城市の水防団ら約300人が参加し、きびきびとした動きで土嚢(どのう)を積み上げた。

 県総合防災訓練の一環として実施していたが、2015年の鬼怒川堤防決壊など激甚災害が相次いでいることもあり、水防工法に特化した形で県が主催した。大雨で嘉瀬川が危険な水位に達した設定で、各班に分かれて五つの基本的な水防工法に取りかかった。

 ブルーシートに骨組み材や土嚢を取り付けて川側の斜面を保護する「シート張り工法」や、漏水箇所周辺に土嚢を積み上げて堤防内部の土砂流出を防ぐ「月の輪工法」などを訓練。佐賀県の和泉惠之県土整備部長らが点検して回った。

 講評した県河川砂防課の横尾秀憲課長は「迅速かつ的確に行動しており、心強く感じた。緊急時は悪条件下になると思うが、被害を未然に防ぎ、最小限になるよう訓練成果を発揮して」と呼び掛けた。

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