高校生に止血の仕方を教える日赤県支部の馬渡幸秀さん=佐賀市の日本赤十字社佐賀県支部

 身近な九州内で昨年起きた熊本地震を教訓として、県内の高校生の防災意識を高めようと21日、佐賀市の日本赤十字社佐賀県支部で「防災を考える会」があった。県内13校の高校生約90人が、県青少年赤十字(JRC)の高校生メンバーや日赤職員から、普段から緊急時に備える大事さを学んだ。

 主催したJRC高校生メンバー協議会副会長の谷口〓徳(かつのり)さん=白石高3年=は、日本と海外の災害や防災の違いを紹介。地震や津波の多い日本では、避難所の看板に書かれている標高も確かめてと呼び掛けた。日赤県支部の馬渡幸秀(ゆきひで)さん(31)は、災害の規模が大きくなるほど公的な支援が難しくなると話し、自分の身は自分で守る「自助」と、地域レベルで防災に備える「共助」が大切と訴えた。

 座学のあとは災害食作りも体験し、非常用炊飯袋でご飯を炊いた。袋は耐熱性に優れた高密度ポリエチレンを使っており、米1合と水を入れた袋を沸騰したお湯で30分煮て、10分蒸らせば炊きあがった。参加者は炊飯中も止血の方法など応急処置を日赤職員から教わった。参加した早田(そうだ)駿斗さん=佐賀商業高1年=は、「人助けや災害時のために事前の準備が重要なのが分かった」と語った。

 JRCは毎月、清掃や募金などの地域ボランティアをする例会を開いている。熊本地震が発生した昨年からは5月例会を「防災デイ」として災害や防災の知識を広めている。

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