ギャラリートークで、バロック絵画を解説する画家の小木曽誠さん(中央)=佐賀市の県美術館

 佐賀市の県立美術館で開催中の「バロックの巨匠たち」展(同展実行委主催)で14日夕、ナイトミュージアムが開かれ、佐賀大学准教授で洋画家の小木曽誠さん(佐賀市)によるギャラリートークがあった。小木曽さんはバロック絵画の特徴に触れ「王侯貴族や商人の依頼で制作した作品が多いので主題が分かりにくく、難しい。まずは好きな作品から入って」と呼び掛けた。

 この日は、ナイトミュージアムと銘打ち、開館時間を午後8時まで延長。仕事帰りの会社員や学校帰りの学生らが詰めかけた。

 小木曽さんは油絵やテンペラ画などの違いを紹介しながら、代表的な作品の画材や技法を解説。大学の授業で学生たちと一緒に模写したレンブラントの初期作品を実際に示しながら「好きな画家の一人。世界で一番、高い技術を持つ画家」と持論を展開した。

 また、ルーベンスの作品については「油絵の具が乾かないうちに塗り重ねる『ウェット オン ウェット』という難しい技法を使っている」と指摘。「実際に描いてみるとその難しさがよく分かる」と話した。

 同展は20日まで(17日は開館、18日休館)。観覧料は一般1200円、高校生以下無料。

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