豪雨で床上浸水の被害に遭った佐賀大学生の満生萌水さん(右)の実家の片付けを手伝う友人の石田勇以さん(左)と古川拓実さん=福岡県朝倉市杷木地区

 九州北部の豪雨被災地では3連休初日の15日、各地からボランティアが駆け付け、住宅に流れ込んだ土砂の搬出などの活動をした。地元のボランティアセンターによると、発生から10日となったこの日だけで計約2800人が、厳しい暑さの中、汗を流した。被災者からは感謝の声が相次ぐ一方、熱中症の疑いで搬送された人もいた。

 最高気温35・5度の猛暑日となった大分県日田市。兵庫県明石市の団体職員岡田卓巳さん(50)は「兵庫は阪神大震災で被災した。困ったときはお互いさま」と話した。

 福岡県朝倉市は最高気温34・3度の真夏日となった。被害が集中した杷木地区では、地区出身の佐賀大学生の実家にサークルの仲間らが駆け付け、使えなくなった家財道具の搬出などを手伝った。

■不明10人捜索続く

 九州北部の豪雨は発生から10日となった15日も、依然10人と連絡が取れない福岡県朝倉市で自衛隊や消防などが捜索を続けた。県によると、朝倉市の死者のうち、新たに坂本ヨリ子さん(89)と坂本俊一さん(76)のほか、桜木トシ子さん(86)、本河くに子さん=遺体発見当時(59)=の身元が判明した。安否不明者は朝倉市の9人、うきは市の1人。豪雨の死者は32人。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加