3回戦・敬徳-唐津商 4回裏1死二、三塁のピンチで救援した坂本亮(右)に声を掛ける敬徳の杉山風翔=みどりの森県営球場

■杉山無念の負傷交代

 主砲の適時打で小刻みに得点を重ねた唐津商が敬徳に完封勝ちした。

 唐津商は初回、2死から3番田口が四球を選び、4番土井の右中間二塁打で1点を先取。土井は三、八回にも適時打を放ち、4安打3打点の活躍でチームの勝利に貢献した。投げては伊藤諒が打たせて取る投球で9回を散発3安打に抑えた。

 敬徳は初回にエース杉山が負傷。救援した坂本も粘投したが、打線の援護がなかった。

 ▽3回戦(みどりの森県営球場)

敬徳 000 000 000 0

唐津商101 101 01× 5

▽三塁打 山口(唐)▽二塁打 土井2、通山、岡本晃(唐)

 いきなりのアクシデントがエースを襲い、流れを失った。敬徳は連覇を狙う唐津商の強力打線を抑えきれずに完封負け。早々に負傷交代を余儀なくされた杉山風翔は「最後まで投げたかったけど…」と涙を流した。

 一回、杉山が投じた2球目だった。はじき返されたセンター方向への打球を素手で捕ろうとし、薬指を負傷した。一度はマウンドを降りたものの、主将の責任感から「自分が投げる」と志願して三回に再登板。ただ、強くなる痛みで握力が落ち、変化球が投げられなくなった。

 四回には元エースで三塁手の坂本亮と再び交代した。「もうおまえしかいない。強気でいけ」。ピンチの度に声を掛け、自身も三塁を必死に守った。それでも畳み掛けてくる唐津商の攻撃を抑えることはできなかった。初回に負傷した場面を振り返り、「必死でやったこと。悔いはない」と杉山。最後は涙を拭い、主将らしく堂々と球場を後にした。

唐津商・土井克也(4安打3打点の活躍)右中間に飛ばすことを意識して、甘めに入ってくる球を狙った。しっかり振れてよかった。

唐津商5―0敬徳

  敬 徳   打安点

(8)  瀬戸口410

(7)  原 口200

 2   池 田100

 H   平 山100

(9)  松 本410

(5)151

     坂 本300

(1)515

     杉 山300

(2)3 朝比奈200

 7   松 尾100

(3)73蒲 地300

(4)  吉 田210

 H   小 松000

 R   宮 田000

 4   古河渥000

(6)  前 田300

     計 2930

 振球犠盗失併残

 5200104

  唐津商  打安点

(8) 岡本晃520

(4) 山 口530

(5) 田 口300

(6) 土 井443

(7)  善 400

(2) 通 山210

(9) 山 下300

 H  前 田100

 9  岡本史000

(3) 坂本弦300

(1) 伊藤諒310

   計 33113

 振球犠盗失併残

 56261112

投 手 回   安振球

杉 山 2/3 101

坂 本 11/3111

杉 山 1   211

坂 本 5   733

伊藤諒 9   352

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