全労連国際局長の布施恵輔さん=佐賀市のアバンセ

 国際労働機関(ILO)と国際労働基準について学ぶ公開講座が19日、佐賀市のアバンセで開かれた。全労連の布施恵輔国際局長が講演し、「労働安全衛生などの国際的基準を活用し、ディーセントワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を実現していこう」と呼び掛けた。

 布施さんは、大企業が生産部門や流通をさまざまな国に分散させることで「国と国の間で経済競争が起き、労働に関する規制が緩和されていくことで労働者の条件が厳しくなっている」と説明。こうしたグローバル経済の中で、労働者がよって立つための国際機関がILOであると説き、ILOが定める国際労働基準の内容や、日本の批准条約数が主要先進国と比較して少ない現状などに触れた。

 布施さんは「『労働者が主人公』という風潮が世界で強まりつつある。国際労働基準を生かし、世界の労働者とともに格差や貧困を乗り越えよう」と奮起を促した。

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