大作「興亡史」の前で絵の説明をする池田学さん=佐賀市の県立美術館

 ペンを使ったリアルな筆致、物語性のある壮大な画風で国内外から高い評価を集める画家池田学さん(多久市出身、米国在住)の個展が20日、佐賀市の県立美術館で始まった。池田さんの全作品を網羅する初の大規模な個展とあって、開幕を待ちわびた美術ファンが県内外から大勢訪れた。3月20日まで。

 開幕に先立ち、招待客ら約250人が開場式に出席した。主催者を代表して山口祥義知事らが「同じ時代を生きる喜びを感じた」「想像を超えた創造力。多くの県民に作品を見てほしい」とあいさつ。池田さんは感極まって涙ぐみ「多くの人が応援して、絵を待っていてくれた。佐賀の人々や風土のおかげで今があることを忘れず頑張っていきたい」と謝辞を述べた。

 テープカット後、池田さんが代表作を中心に解説した。新作「誕生」に触れ「放射能に汚染された福島に限らず、地球上に安全な場所はない。そんな環境下、人々が適応しながら生きていく姿や生命がつながる様子を描いた」と語った。

 観覧料は一般1200円、高校生以下無料。

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