美術教師の作品と、昨年逝去した田﨑一弘さんの遺作を並べた「県高校美術教師作品展」=佐賀市本庄町の佐賀大学美術館

田﨑一弘さん「ささやき」(2001年、F120号)

■田崎さん追悼 遺作18点も

 県内の高校美術教師の有志による作品展が、佐賀市本庄町の佐賀大学美術館で開かれている。佐賀の美術教育を支える教師陣が、教職の傍らで創作に打ち込んだ25点が並ぶ。22日まで。

 定期的な創作の機会をつくり、教師たちの自己研さんの場にしようと始まり、今年で32回目。油彩やアクリル、染色、彫刻などで大作がそろう。甲斐真二さん(佐賀北高)のアクリル画「遠い風2017」は、均一の太さの曲線が重なり合い、色の強弱でリズム感が感じられる。山口貴一さん(三養基高)の「木泉水」は、木製の板を幾重にも積み、流水のようなイメージを作り上げた。

 昨年49歳の若さで逝去した田崎一弘さんを追悼し、学生時代からの遺作18点を並べている。2001年、第10回青木繁大賞展へ出品した「ささやき」は、黒人男性2人が密談する様子を、コラージュを用いて実験的な画面で描いている。県高校教育研究会芸術部会美術部会の松尾健さん(小城高)は「田崎先生は絵で教師人生の足跡を残した。自分なりの表現を出す人だった」としのんだ。

 県内11校の高校生が、美術授業で制作した作品を展示する生徒作品展も同時開催している。

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