1990年代以降の唐津市長選の結果

旧市を二分する激戦を制し、若手運動員に祝福の胴上げをされる福島善三郎氏=1995年4月23日、唐津市の事務所

8市町村の合併に伴う新市の市長選に勝利し、支持者に肩車され笑顔で手を振る坂井俊之氏=2005年2月6日、唐津市の事務所

 22日告示の唐津市長選は、新人4人が立候補の準備を進めている。合併後4回目となる今回は新市誕生から3期12年、市政をリードしてきた坂井俊之市長が出馬せず、新たなリーダー選びになる。1990年代以降の旧市を含む市長選からさかのぼり、市民の選択の軌跡をたどる。=肩書、年齢は当時

■県対市のOB、市二分し前哨戦半年/合併前2首長、大票田を地盤に勝利

 合併前の旧市で繰り広げられた1995年の市長選はし烈だった。3期12年続いた野副豊市長が勇退し、新人4人の混戦を前副知事の福島善三郎氏(61)が制した。市の元部長で前唐津商工会議所専務理事の渡辺修氏(62)とは約3500票差で市を二分した。

 事実上の県対市のOB対決。ともに市経済界の重鎮2人が後援会長に就き、地域や企業・団体を巻き込み、激しい前哨戦がおよそ半年続いた。84.20%の高い投票率からも選挙の熱が伝わる。

 佐賀県内初の「平成の大合併」による市長選となった2005年は、合併前の首長2人がしのぎを削った。有権者の約6割を占める大票田の旧市を地盤にした前唐津市長の坂井俊之氏(43)が、前相知町長の大草秀幸氏(57)を破った。

 投票率は77.04%。それまで統一地方選として4月に実施されてきた市長選が、新市誕生(1月1日)に伴い、1年で最も寒さが厳しい時期に移った。その後の下降気味の投票率を見ると、気温の影響もあるかもしれない。

 前回の13年は4人の接戦が展開され、現職坂井氏(51)が辛勝した。「市政の転換」を訴える前県議の峰達郎氏(52)や前唐津商工会議所会頭の太田善久氏(69)らが批判票を分け合った。現職は3選を果たしたものの、09年の選挙から2万票近く減り、得票率も34%に落ち込んだ。

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