九州大大学院の林博徳助教らが制作した塩田津の模型を参考にしながら塩田津の未来を話し合う参加者たち=嬉野市の塩田公民館

 嬉野市塩田町の「塩田津」ににぎわいを取り戻すための「“塩田津”川と町並み夢ぷらん」プロジェクトの本年度フォーラムが同市の塩田公民館であった。約70人が参加し、共同研究している九州大で作られた模型なども見ながら、川辺と伝統的な町並みの未来図を話し合った。

 プロジェクトは2015年度から、NPO「塩田津町並み保存会」や九州大の工学分野の研究室などが開始。まちづくりのアイデア「夢ぷらん」を住民らと昨年まとめた。行政などの力も借りる長期的な計画として、現在はできる取り組みから徐々に進めている。

 フォーラムではプロジェクト実行委の8部会が、本年度の取り組みと今後の計画を紹介した。観光客への案内をテーマとする「ガイド部会」は「トイレの整備やお土産品の開発を」と課題を指摘。「設計・建築技術&石工部会」は、かつて建材や石像物などに使われた「塩田石」を再び集める「ストーンバンク」の現状を報告したほか、町並みの入り口に案内標石を設ける計画などを発表した。

 九州大大学院の林博徳助教らは、実物の200分の1で制作した模型を紹介。「夢ぷらん」を反映し、かつて川港だった塩田津に再び船を入れ、現在はブロックで固められている岸辺を土に戻して木を植えたイメージなどを視覚的に捉えやすくし、参加者は塩田津の未来に夢を膨らませていた。

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