来年1~3月をめどに閉店する西友佐賀店。駅周辺整備を進める佐賀市は跡地取得の検討を始めた=佐賀市のJR佐賀駅前

佐賀市のまちづくりの展開イメージ

 佐賀市駅前中央の西友佐賀店が来年1~3月をめどに閉店することを受け、佐賀市は23日、店舗跡地の取得を検討する考えを明らかにした。駅周辺整備基本計画をまとめるため、2017年度に活用策を探り、取得の是非を判断する。市議会全員協議会で報告した。

 市によると、JR佐賀駅南側にある西友佐賀店は敷地面積約4600平方メートルで、市が整備を検討している駅前広場の東側に隣接している。地権者はJA組合員ら複数の個人。3月15日にJA佐賀市中央と西友から跡地活用の検討依頼があった。現時点で市は地権者と接触していないという。

 市は駅前エリアについて「佐賀らしさ」の表現、市民や駅利用者の交流機能の充実、自家用車やタクシーなど交通機能の最適化が必要との考え方を示している。企画調整部の武藤英海副部長は「現在の駅前広場は非常に狭い。隣接するこの土地は活用する魅力が高いと考えている」と述べた。

 古賀臣介部長は「(跡地は)重要な位置にあるので、市として活用策を見いだせるか検討する。地権者の方々の意向も聞いて判断したい」と語った。

 西友の東隣には、JAが所有する西友駐車場があり、JAが複合施設の開発を検討している。昨年9月、市はこの複合施設へのコンベンション整備を断念した経緯がある。西友佐賀店跡地へのコンベンション整備に関して、市は否定的な見方を示している。

 JA関係者は、佐賀市に西友跡地の活用を依頼したことについて「市が街づくりを進める中、ここだけが抜けてしまうことがないようお願いした。後は道路など周辺環境の整備を頼んだ」と説明した。その上で「売却するか貸与するかは地権者の財産であり、活用策を含めて私たちが何か言えるものではない」とした。

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