全国中学生ものづくりコンクールで全国入賞した山内中3年の木須秋人さん(左)、藤村陸人さんとその作品=武雄市役所

■収納家具工夫重ね 「使う人への思いやり」評価

 全国中学生創造ものづくり教育フェアの生徒作品コンクールで、武雄市の山内中3年の木須秋人さんが特許庁長官賞、藤村陸人さんが技術・家庭科研究会長賞を受賞した。スライド式や折りたたみを生かして収納量や用途を広げ、使う人の気持ちになって工夫を重ねた点が評価された。

 コンクールは技術作品と家庭作品の2分野にそれぞれ授業内と授業外の2部門がある。2人はいずれも技術作品の授業外部門で県代表に選ばれ、全国約200作品の審査に進んだ。木須さんは全国3位、藤村さんは5位に当たる賞に輝いた。

 木須さんの「大切な小説を収納するスライド式本棚」は、前面の文庫本を入れる棚を横に開くと、A5判とB6判の本が収納できる本棚が現れる2重本棚。レールの厚みを利用してプリント入れを設けたり、本が落ちないように縁を付けるなどの工夫も施した。

 藤村さんの「ばあちゃんの日用品を収納する折りたたみ式テーブル」は、引き出し、小物置き、タオル掛け、ティッシュペーパーの箱やペットボトルが入る棚がある収納家具。折りたたみ式のテーブルにもなる優れもの。

 木須さんは「大切な本を自分の子にも見せられるくらい長く保管できるように考えた。前後の棚をきちんと合わせるのが大変だった」と苦労談を語った。藤村さんは「祖母が、探し物をしないですむようによく使う物を集めた。木目を生かすため竹くぎを使って工夫した」と笑顔を見せた。

 22日に市役所で受賞報告を受けた小松政市長は「物や人を大切にする気持ちと愛情が感じられる作品。これからもものづくりを続けて」と激励した。作品は27日まで市役所2階ロビーに展示する。

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