盛り上がりを欠いたまま終盤に入った小城市長選。有権者に支持を呼び掛ける候補者=小城市芦刈町(写真の一部を画像加工しています)

■両陣営、投票率アップに躍起

 26日に投開票される小城市長選は、新人で文化団体代表の藤田直子氏(64)=三日月町=と現職で4選を目指す江里口秀次氏(64)=小城町=が舌戦を展開している。中心街活性化策や運動公園元計画地の利活用など課題は多くあるものの、有権者の関心は高まらないまま終盤を迎える。

■藤田氏、草の根女性票に狙い

 藤田氏は「主婦、教育者、国際感覚のあらゆる角度から市政に取り組みたい」と訴え。告示前は市内の区長らを回り、各町の女性グループとつながりを強めてきた。街演は無党派層を取り込もうと、4町をくまなく回っている。市民への情報公開や市政改革を進め、クリーンな政治を強くアピールする。

 陣営の選対担当者は「一貫した草の根運動により、着実に支持を広げている。特に主婦ら女性の共感を得ている」と手応えを話す。「投票率は前回(30・64%)より大幅に上がると思うが、少なくとも50%を超える選挙戦を展開したい」と低投票率への警戒を緩めない。

■江里口氏、実績を強調握手作戦

 江里口氏は、工業団地の完売や西九州大新学部の誘致など実績を強調しながら、小学校区での個人演説会を精力的にこなしている。各演説会には、地元市議が応援弁士として駆け付け支持を呼び掛けるなど、自民、民進からの推薦を追い風にしている。街頭演説は控え、住宅密集地は歩いて回り「小城を安心して暮らせるまちに」と、支持者との握手作戦を展開する。

 陣営統括責任者は「市長選そのものへの関心が高まっていない」と気をもむ。選挙ビラには投票を呼び掛けるフレーズを盛り込んだ。個人演説会でも応援弁士が「少なくとも50%台には乗せたい」と投票率アップを訴えている。

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