あと1回の入札を残し、販売枚数、金額ともに14季連続日本一を確実にした佐賀県産ノリ=佐賀市の佐賀県有明海漁協

 佐賀県沖の有明海で養殖されたノリの今季8回目の入札会が23日、佐賀市の県有明海漁協であり、4月13日の最終回を残して販売枚数、販売額ともに14季連続日本一を確実にした。累計の販売枚数は16億6931万枚で、販売金額は史上2番目の244億6548万円。後半の冷凍網で赤潮による色落ち被害が深刻化した一方で、品薄感による高単価が続いた結果で、漁業者には「手放しでは喜べない」との声もある。

 この日は冷凍網としては6回目で、2億3191万枚を販売、販売額は25億3907万円だった。平均単価は10円95銭で、最高値は13円99銭とこの時期では異例。ただ、海の栄養塩不足が解消したわけではなく、色落ちが明らかな商品にも札が次々と入っていた。

 県有明海漁協の田上卓治専務理事は「正月明けの海況が悪く、史上最悪を覚悟したが、予想外の相場の強さに助けられた。通常の相場であれば、漁業者の生産意欲が落ち、枚数も伸びなかったはず」と分析する。

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