東京電力は23日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器の底部にたまった高濃度汚染水の中を自走式ロボットに搭載したカメラや線量計で22日に調べた結果、新たに3カ所で最大毎時9・4シーベルトの高い放射線量を測定したと発表した。調査は22日にロボットを回収して終了。5日間で計10カ所を調べたが、溶け落ちた核燃料(デブリ)を撮影することはできなかった。

 1号機では、圧力容器の土台の開口部を通じて外側にデブリが広がっていると推定されている。東電は「水中での放射線量の変化の傾向が調査地点ごとに異なり、詳しく分析すれば開口部付近にデブリがあると判断できる可能性がある」と説明。27日にも、撮影した動画や線量の分析結果を公表するとしている。

 調査は18日にロボットを投入。ケーブルにつないだ線量計とカメラを格納容器底部の汚染水の中につり下げて調べた。22日は、圧力容器の土台の開口部付近や、排水用の溝付近を再調査したが、デブリと判断できるものは写っていなかった。

 排水用の溝付近にデブリが流れ出た形跡はなく、格納容器底部の床から高さ約0・3~0・6メートルの場所で最大毎時5・4シーベルトだった。画像には砂のような堆積物やさびたバルブなどが写っていた。開口部付近は床面から高さ約0・9メートルで毎時9・4シーベルトを測定。堆積物に阻まれ、床面は確認できなかった。【共同】

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