核ごみ地図の公表について、記者会見する世耕経産相=18日午前、経産省

 世耕弘成経済産業相は18日の閣議後の記者会見で、原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)を巡り、地下深くに埋める最終処分の候補地となる可能性のある地域を、7月中にも日本地図を塗り分けて公表すると明らかにした。

 世耕氏は地図の公表について「最終処分実現に向けた長い道のりの最初の一歩だ」と説明。「(地質などの)全国的な状況を科学的、客観的に示したもので、自治体に処分場の受け入れ判断を求めるものではない」と述べ、公表後も自治体や市民への説明会などを開いていくと強調した。

 地図は「科学的特性マップ」の名称で、最終処分に適している地質環境かどうかを基準に日本全国を4色に塗り分ける。活断層や火山の周辺など地下の安定性に問題があると考えられる地域や、油田など将来掘削の可能性がある場所は「好ましくない特性があると推定される」と分類し、オレンジ色と銀色に塗って示す。

 それ以外の地域を「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い」と分類して黄緑色で表示。さらに海岸から約20キロ以内の地域を「輸送面でも好ましい」として緑色で塗る。

 経産省は4月に塗り分けの基準を策定し、公表に向けて作業を進めていた。経産省は公表の狙いや基準の内容について解説するため、市民や自治体担当者向けの説明会を5、6月にかけ全国で開いていた。【共同】

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