立石覚さんと、カフェに集う人々を動物に見立てたイラスト=佐賀市与賀町のハングリーボウル

計量カップや泡立て器などが軽やかな音を立てるオブジェ

 佐賀市のアーティスト立石覚さん(34)が、同市内のカフェ2店舗で「カフェ」をテーマに個展を開いている。与賀町の「ハングリーボウル」と城内の「スツールコーヒー」に、カフェに集う人々を動物に見立てたイラスト約30点を展示し、3種類のTシャツなどを販売している。28日まで。

 店のイメージに応じて、異なった展示も行う。ハングリーボウルには、立石さんが「気軽に触って音を鳴らしてもらって、初めて完成する作品」と話す台所用品などをつなげて作ったオブジェ、色とりどりのガーランドなどの店内装飾も展示した。スツールコーヒーには化学染料や柿渋で染め上げた涼しげなストール、動物のイラストや書が彩る全て手書きのポストカード約50種類も並ぶ。

 立石さんは有田工業高校のセラミック科で陶芸を学び、九州造形短大では染色を専攻。卒業後は個展やグループ展で作品を発表しながら、県内で子どもや年配者向けのワークショップや即興演奏会などを開き、「気軽に日常を面白くするツールにしてほしい」とアートの楽しみを伝える活動を続けている。

 立石さんは「『アートって難しそう』と思っている人にも『私にもできそう』と感じてほしい。両方のお店の展示を見て、違いも楽しんで」と話していた。

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