自らたてたお茶を母親に差し出す園児たち=小城市芦刈町の芦刈幼稚園

茶せんで茶をたて、お点前を披露する園児たち=小城市芦刈町の芦刈幼稚園

■園児ら、手際よく茶せん披露

 3月末で閉園する小城市芦刈町の芦刈幼稚園(大庭敏伸園長)で20日、園児と保護者らによる最後のお茶会が開かれた。園児たちは、表千家の永野宗初さんの指導のもと、茶せんで茶をたて手際よいお点前を保護者の前で披露した。

 同幼稚園の「親子お茶会」は、日本の伝統文化を幼い頃から体験してもらおうと2002年から恒例行事として続けてきた。園児らは、このお茶会のために、永野さんから年3回にわたり作法を教わっていた。

 最後のお茶会では年長組29人が、地域の来賓や約30人の保護者らに「私たちのお茶会に来ていただきありがとうございます」と感謝の気持ちを述べ、茶器に茶せんを立て、母親らにお茶を差し出した。

 最初にお茶会を取り入れた元園長の森永廣江さんは「親子でお茶をたしなむことで、地域で日本の伝統文化の大切さを分かってほしかった」と話す。14年間、指導役を果たした永野さんは「幼い頃に教わった作法は、将来に向けて必ず役立つ」と園児たちの成長を願った。

 芦刈幼稚園は、幼保統合の認定こども園が新年度からスタートし芦刈保育園に組み込まれるため、1969年開園から約47年間の歴史に幕を下ろす。

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