袴野橋りょうの建設現場で鉄道・運輸機構の職員の説明を聞く県議=武雄市

 佐賀県議会の超党派の議員33人で構成する「九州新幹線西九州ルート整備促進議員連盟」(会長・石井秀夫自民党県議)は23日、嬉野、武雄市内の長崎ルート建設現場を視察し、議員21人が工事の進ちょく状況を確認した。議連の現場視察は2015年12月の発足以降、初めて。

 視察したのは、嬉野温泉駅(仮称)の高架橋、西九州道武雄南インターチェンジ付近の袴野橋りょう、武雄トンネルの3カ所。視察に先立って嬉野温泉駅高架橋の現場事務所で鉄道・運輸機構武雄鉄道建設所の江島武所長が長崎ルートの進ちょく状況を説明した。

 江島所長は、武雄温泉-長崎間(67キロ)のうち県内工区(18キロ)の進ちょく率が用地買収99%、トンネル工事(壁面施工まで)85%、高架橋の床面整備24%と紹介、「今後はトンネル以外の工事を中心に進める」と説明した。嬉野温泉駅の高架橋では、議員らが取り付け道路から高さ約10メートルの高架橋に上がって視察し、特殊構造で建設される駅舎やレールの長さなどについて担当者に質問していた。

 石井会長は「FGT(フリーゲージトレイン)の技術評価委員会が開かれる前に、フル規格仕様で整備されている建設現場の状況や構造などについて理解を深められたことは良かったのでは」と話し、「技術評価委員会の評価を注視したい」と述べた。

 長崎ルートに導入予定のFGTは、昨年12月から今年3月まで検証走行試験が行われ、初夏に開かれる技術評価委員会で試験結果が評価され、今後の方針が示される。

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