高校生平和大使に選ばれ、会見で抱負を述べた藤田裕佳さん=佐賀市の佐賀県庁

■県枠6代目

 核兵器廃絶を国内外で訴える「高校生平和大使」の佐賀県枠に、武雄高2年の藤田裕佳さん(18)=西松浦郡有田町=が選ばれた。23日に県庁で会見し、「平和に興味を持ってもらうきっかけになる活動をしたい」と意欲を示した。

 藤田さんは高校1年の夏から1年間、ドイツに留学した。シリアからの難民と話した経験を踏まえ、「子どもが教育を受けられるかどうかということも平和に関わること」と述べ、平和を希求する活動に応募した動機の一つに挙げた。核廃絶に向けては、被爆者の思いや歴代大使の歩みを踏まえ「力をさらに大きくして、国内や世界に活動を広めたい」と意気込んだ。

 高校生平和大使は1998年から長崎で活動が始まり、今回で20代目になる。藤田さんは佐賀県枠としては6代目で、応募した11校17人の中から選ばれた。県派遣委員会は「国外から日本を見た経験があり、高校生離れしたグローバルな視点で物事を考えている」と選考理由を説明した。

 大使には全国で22人が就任し、被爆体験の継承や核廃絶を求める署名活動に取り組む。広島市で6月中旬に結団式があり、8月にはスイスの国連欧州本部を訪れて平和への思いを訴える。

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