今年10月からパートなど非正規雇用の短時間労働者にも厚生年金が適用されるようになり、新たに加入した人が約20万人に上ることが、日本年金機構の集計で分かった。厚生労働省は対象者を約25万人と見込んでおり、約8割が既に手続きを済ませたことになる。

 厚生年金に加入すると、労使が折半で保険料を負担する。費用を抑えたい企業や手取り収入の減少を避けたいパートらが、勤務時間を減らして対象から外れようとするのではないかと懸念されていたが、実際の影響は限定的だったとみられる。

 従来は週におおむね30時間以上働く人に限られていたが、従業員501人以上の企業では10月から、(1)週20時間以上働く(2)賃金が月8万8千円(年収で約106万円)以上-などの条件を満たす全ての人を厚生年金や健康保険に加入させることが義務付けられた。

 年金機構によると、11月10日までに全国で2万5706事業所の計20万1103人が新たに加入した。

 今月閉会した臨時国会では、従業員500人以下の中小企業でも、労使合意があれば同様の条件で適用対象を拡大する年金制度改革法が成立。来年4月に施行される。【共同】

このエントリーをはてなブックマークに追加