22日告示された唐津市議選(定数30)で、漢字表記も読み方も同じ現職(56)と新人(43)の同姓同名2人が立候補した。市選挙管理委員会は投票時に、「現職」「新人」や年齢の補記を促すが、公平性の観点から積極的な告知はできず、苦慮している。

 届け出た2人は漢字表記も同じ。市選管によると、開票作業では候補者を特定できる表記であれば無効票にしない方針で、判別できない票は区別できた得票の割合に応じて2人に配分する。

 23日から始まる期日前投票を含め、投票場の記載台に貼られる候補者氏名一覧には、2人の欄にだけ、「現職」「新人」とそれぞれの年齢を加えている。市選管は「有権者から問い合わせがあれば、『記載台の通りに書いてください』とだけ答える」という。

 当初は一覧に「同姓同名の候補者については…」と注意書きも検討したが、特定候補者を際立たせるため、取りやめた。

 全国的に同様の事例が過去にあるようだが、総務省は「件数は把握していない。取り扱いについては各選管の裁量に任せている」としている。

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