竹崎カニをつかみ笑顔を見せる児童たち=佐賀市の大詫間小学校

■漁協青年部が出前授業、ノリ摘み疑似体験も

 有明海の生き物やノリ養殖を学ぶ出前授業が18日、佐賀市の大詫間小であった。3、4年生の11人がノリ漁の疑似体験や、有明海の生き物に触れ合って「宝の海有明海」に親しんだ。

 出前授業は、県有明海漁協大詫間支所青年部ら約30人が担当した。青年部メンバーが写真を使いながらノリ養殖について説明。その後、県有明水産振興センターの職員が日本一の干満差を持つ有明海の特徴や、ワラスボやムツゴロウなどの生態を紹介し「海を守るためにゴミのポイ捨てはやめて、生き物に感謝の気持ちを持ってほしい」と呼び掛けた。児童からは「なぜノリは黒いのですか」と質問があり、興味を示していた。

 有明海で採れた竹崎カニなどをつかんだり、ノリ漁で利用する「角船」に乗り込んでノリ摘みを体験し、児童たちは、はしゃぎ声をあげ楽しんでいた。

 参加した4年生の深川結生さん(10)は「ノリが丁寧に作られていることを勉強できた。有明海にゴミが流されないように、できることをしたい」と満足そうだった。

 同青年部の中島昌平部長(34)は「小学生が有明海の生き物に触れ合う機会は少ない。実際に体験することで考えてもらうきっかけにしてほしい」と話した。

 授業は総合学習の一環で、2年に1回の頻度で行っている。

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