県有地を購入し、新設した「ポラテック西日本」の佐賀工場(奥)=唐津市佐志浜町

 建築木材加工・販売大手「ポラテック西日本」(本社・滋賀県甲賀市)が唐津市佐志浜町に建設した佐賀工場が今月に入り、本格稼働を始めた。あらかじめ工場で木材を加工する「プレカット」の拠点で、年間の生産能力は戸建て住宅約3500棟分を計画している。

 木造住宅は伝統的に大工が現場でノミやカンナで加工していたが、現在は9割がプレカットになっている。同社は関連会社と共に日本最大のプレカット事業を手掛けており、佐賀工場は茨城県と滋賀県、宮城県、静岡県に次いで5カ所目。昨年の熊本地震の復興需要も見込み、計画を前倒しして九州に進出した。

 総事業費は約20億円。約3・7ヘクタールの敷地に約1万4500平方メートルの工場を建設し、6月から試験操業を始めた。コンピューターで制御した機械で、1棟分を約2時間で加工できる。

 外国産材が中心で、住宅メーカーなど顧客に応じて国産材にも対応する。従業員33人で始動し、地元から24人を採用。同社は「状況を見て、もう少し増やしていきたい」としている。

 同社は住宅メーカーなど25社でつくる「ポラスグループ」の傘下企業で、グループはサッカー・J1浦和レッズのユニホームスポンサーとして知られる。21日に関係者を招き、工場見学などが開かれる。

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