議案の採決でボタンを押す市議。モニターには議員名が並び、賛成と反対が色分けして示される=伊万里市議会

 伊万里市議会は定例会最終日の24日、導入した議席の押しボタンによる投票システムで初の採決を実施した。これまで反対討論がない議案に対しては「異議なし」の声だけで可決していたが、各議員の賛否もモニターに一覧で表示されるようになった。盛泰子議長は「議会改革の一環。議決責任の意識も高まる」と導入意義を強調した。

 システム導入は、嬉野市議会に次ぎ県内2例目。2年前に議場のマイク設備を更新した際に、モニターと連動できるシステムを取り入れていた。それに投票システムを加える費用は新たに発生しないことが分かり、議会運営委員会で導入の方針を決め、最終日の採決に間に合わせるよう開会日の1日に市議会会議規則改正案を可決していた。

 市議会は議案への反対討論がない場合、起立などでの採決は省いた形で可決とするのが慣例だった。この日は31議案全て投票システムで採決し、各議員の投票結果がモニターに示された。盛議長は「巨額な予算や市民生活に制限をかける条例など重要な議案が、市民に分かりにくい形で可決されていた」と振り返り、「議会の見える化にもつながる」と期待した。

 議会改革の一環として、市議会は議会基本条例案も可決した。

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