副市長選任案の見送りで緊急質問に答える峰達郎市長。後方は田中秀和議長=唐津市議会

 唐津市の峰達郎市長は24日の市議会本会議で、副市長2人の選任案提出を見送り、副市長が4月から不在になることについて「議会や市民に大変心配をおかけした。不在期間が長くならないよう早急に人選を進めたい」と謝罪した。公約だった市長給料の2割削減案は全会一致で可決された。

 最大会派志政会の青木茂議員(4期)が定例議会最終日に緊急質問した。市長は見送った理由に関し「提出すべく努力してきたが、諸般の事情で調整がつかなかった」と説明した。市議から「諸般の事情」は追及されなかった。

 取材で判明した経緯では、副市長2人のうち1人は市の要請で県幹部職員の出向が内定。その後、もう1人を市長の人脈で、県外で市長経験がある50代男性を充てようとした。事前調整がなかったため、県が内定を取り消している。

 議員は佐賀新聞の記事をもとに「県との関係が厳しくなったのではないか」と述べ、今後の市政運営の考え方も尋ねた。市長は「庁内連携を取り、今回いただいた意見を十分勘案して総合計画や公約などに配慮し、努めていきたい。市発展に向け、心血を注ぐ決心」と語った。

 可決した給料の2割削減案では、議長を除く全議員で構成する予算等特別委員会が「市長自身の(財政再建にかける)戒めであり、他への影響は及ぼさないことを遵守すること」と意見を付けた。4月設置の新たな特別職「ボートレース企業局長」に、ボートレース事業部長の日下(くさか)義信氏を任命するとの報告もあった。

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