佐賀市は新年度から、GAP(農業生産工程管理)の認証を取得する市内の農業者に取得費用の一部を補助する。2020年の東京五輪・パラリンピックで、GAPが選手村への食材納入の基準になる可能性があるためで、生産者の取り組みを後押しする。

 GAPは「Good Agricultural Practice」の略称で、農薬の適正使用や異物混入防止、労働環境など、さまざまな基準で食の安全や環境保全に取り組んでいるかどうかを外部の審査員が認定する。

 2012年のロンドン五輪で選手村などで提供される食材の調達基準にグローバルGAPの取得が求められ、注目が集まった。

 補助対象になるのは、グローバルGAPとJGAPアドバンスで、10万円を上限に経費の2分の1を補助する。生産者向けの講演会などの啓発事業と合わせて新年度当初予算に50万円を組んでおり、五輪を機に日本、佐賀の食をアピールする狙いがある。

 政府・与党もヨーロッパ方面への農産物輸出の強化を視野に、GAPの認証取得を促しているが、認証時のほか更新にも費用が必要で、研修に1、2年かかることが課題となっている。

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