報告会では、県内各地区の農業改良普及センターが事業成果を発表した=小城市のゆめぷらっと小城

 佐賀県内6地区にある農業改良普及センターの事業報告会が17日、小城市のゆめぷらっと小城であった。農業士や自治体・JAの担当者らが参集し、新規就農対策や生産技術向上など、現場の農業者や関係団体と連携して取り組んだ事業成果を共有した。

 東松浦地区は、ミカンの周年供給体制の強化を見据えた露地ミカンのブランド品率向上の取り組みについて報告。園地をマルチで被覆して土壌水分を調節する栽培技術に関し、梅雨が本格化する6月中旬以前に被覆した場合、果実の糖度が上がるデータを示した。本年度のブランド品率が47・0%と、2年間でほぼ倍増したことも強調した。

 西松浦地区は、皮ごと食べられるブドウの新品種「シャインマスカット」の有利販売に向けた研究成果を紹介。糖度を高めるための土壌水分計の導入促進のほか、家庭向け商品の販路開拓で贈答用より小さい400グラムの房をつくる出荷規格統一に乗り出したことを伝えた。香港への輸送実験など幅広いアプローチからの取り組みを紹介した。

 会場にはパネルも展示。省力・低コストの米作りに向けた直播(じかま)きの実証実験や、アスパラガスの生産グループ育成など、多彩な取り組みに関心が寄せられた。

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