クロストークに登場した三潴末雄さん(左)、池田学さん(中)、金子剛さん=佐賀市の県立美術館ホール

 佐賀県立美術館で開かれている「池田学展 The Pen-凝縮の宇宙-」(佐賀新聞社など主催)関連イベントのクロストークが22日、美術館ホールで行われた。池田さん、ミヅマアートギャラリー代表の三潴末雄さん、元佐賀北高美術教諭の金子剛さんが、創作秘話や逸話など幅広く語り合った。

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 池田さんの細密なペン画は大学の卒業制作から確立し、大学院修了後のタイ旅行で遺跡や仏像の苔むした様子に衝撃を受け、色を着けるようになったと制作の変遷を説明した。

 金子さんは、高校時代に池田さんが一日も学校を休まなかったことや東京芸術大一本に絞って受験を続けたことなど意志の強さを示すエピソードを披露。池田さんも「困難だからやってみたかった」と言い、恩師への感謝を口にした。

 池田さんの才能を発掘した三潴さんは「個展に圧倒され、見たことのない才能をプロデュースしたかった」と述懐し、「世界に池田作品を見せていきたい」と展望を語った。

 米国の美術館で3年にわたり手掛けた新作「誕生」について、金子さんは「ピカソの『ゲルニカ』のように世界に残るのでは」とたたえ、三潴さんも「21世紀に生まれた傑作」と評した。

(クロストークは後日、県内文化面で詳報します)

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