タブレット端末に接続したマイクを使い、英語の問題に答える生徒=唐津市の唐津東高

 佐賀大学は23日、コンピューターを使って出題や解答をする入試の試行試験を唐津市の唐津東高校で実施した。タブレット端末を使い、英語と化学で動画を交えた問題などを出題したが、英語の音声が聞こえなくなるトラブルもあった。改良を進め、来年度のAO入試、推薦入試の一部で導入を計画している。

 文部科学省は、多面的で総合的な評価を大学に求めており、佐賀大はコンピューターを使う方式を入試改革の柱に位置付けている。2015年12月から高校で、思考力や表現力を問う出題形式を探っている。

 英語は、1年生76人がヘッドホンで音声を聞き、マイクや内蔵のキーボードを使って解答した。話したり書いたりする能力を重視し、写真について英語で説明したり、動画の内容を英語で書く問題が出題された。化学は2年生10人に、実験の動画を基に化学反応の理由を説明させた。

 生徒は慣れた手つきで端末を操作したが、英語でヘッドホンから音声が聞こえなくなるトラブルもあった。時津紗矢音さん(16)は「書くこと以外の能力を試すのはいいことだと思うけれど、トラブルはなくしてほしい」と注文した。

 化学は5月までに佐賀市内の高校でも試す。2科目以外でもこの方式の採用を検討しており、佐賀大の兒玉浩明アドミッションセンター長は「トラブルをいかに減らすかが課題。出題の意図が正しく伝わる問題を作ることも重要になる」と話した。

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