最終7区で佐賀の古賀淳紫(左、安川電機)が兵庫、鹿児島、新潟と激しいレースを繰り広げる=広島市の平和記念公園前

 目標を昨年の19位以上に置いていた県チームは、鳥栖工高OBの大学生と社会人が順位を底上げし11位でフィニッシュ。古川昌道監督(鳥栖工高教)は「もう少しで入賞かというレースで記録的にも満足。県民の皆さんに喜んでいただけたと思う」と笑顔を見せた。

 3区(8・5キロ)で区間4位の走りを見せた光延誠(早大)が、序盤でピンチに陥りかけたチームを救った。今年の箱根駅伝9区に出場、2位でたすきを受けたが逆に順位をひとつ落とした光延。「自分は今まで何をやってきたんだ」と落ち込んだが、都道府県駅伝を「箱根のリベンジ」と位置付け、悔いのない走りを決意していたという。

 その思い通り、29位でたすきを手にする厳しいレースだったが、ひとつでも前を追い抜くことだけに集中。区間賞に2秒差の24分25秒と、昨年を50秒上回る走りで順位を13位に押し上げた。

 昨年区間19位だったアンカー古賀淳紫(安川電機)も今回区間10位。最後のスプリント勝負で及ばず、ゴール直後は「入賞目前だったのに申し訳ない」と涙を流したが、一時8位に上げた走りは成長ぶりを示した。

 「きょうだけは満足し、あしたからリセットして大学の残り1年を頑張りたい」と箱根での後悔を乗り越えた光延。古川監督は「全員が緊張感と競争心を持ってこの場に臨んだからこそ力を出せた。古賀の悔し涙はその象徴だろう」と、想定以上の結果を残した県チームを誇った。

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