徐福の種を作った渡辺さん(左)と丹野さん=佐賀市金立の徐福長寿館

完成した菓子「徐福の種」。モチ麦や黒豆など5種類の穀物をキャラメルと絡め、もなかで包んでいる

 佐賀に伝わる徐福伝説をイメージしたお菓子「徐福の種」が、西九州大学の学生と地元菓子製造会社の共同開発で生まれた。同館やバルーンミュージアムなどで4月から販売し、関係者は「佐賀の新名物に」と期待する。25日午後1時からは、佐賀市柳町の旧牛島家で300個を無料で配布する。

 「徐福の種」は膨張させたモチ麦、アワ、キビ、米、黒豆をキャラメルと絡め、もなかで包んだ。ユズが爽やかな味わいを加えている。「徐福が穀物を持ち込んだ」という伝承にあやかって作った。

 開発したのは、同大学健康栄養学科3年の渡辺歩美奈(ふみな)さん(21)と丹野睦巳さん(21)。食品商品やレシピを考える授業の一環で、本村製菓(佐賀市金立町)と共同で丸1年掛けて完成させた。

 月1回の徐福長寿館職員と本村製菓社員との打ち合わせでは、「試作品を持ち込んでは何度も改善点を指摘された」と2人。「固さ」と「べたつき」が難点で、キャラメルの量を調整して克服した。渡辺さんは「打ち合わせではアイデアを褒めてもらうこともあり、とても自信になった」と話し、丹野さんも「なんとか理想に近づけようと試行錯誤したのはいい経験になった。徐福のことを知ってもらえる、愛されるお菓子になってほしい」と笑う。同館の廣橋時則館長も「厳しい意見も言ったが、本当に頑張ってくれた。佐賀を代表する名物になってくれたら」と期待する。

 菓子は4月下旬から、バルーンミュージアムや同館で販売する。価格は未定。

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