福祉現場での外国人活用の必要性などについて意見を述べたパネリスト=神埼市の西九州大学

 アジアにおける健康福祉分野の人材育成などを考える国際シンポジウムが21日、神埼市の西九州大学であった。学生や一般市民ら約200人が、超高齢社会の到来による介護人材不足などの課題について現状を分析し、解決策を探った。

 昨年9月から実施している公開講座「グローバル・コミュニティ論」の一環で開いた。「日本型福祉モデルからアジア型福祉モデルへの展望」がテーマ。基調講演では、社会福祉法人恩賜財団済生会の炭谷茂理事長が「アジア高齢社会における地域福祉のまちづくり・ひとづくり」の演題で話した。人口減少社会や、団塊の世代が後期高齢者になる「2025年問題」など今後の福祉の課題を挙げながら、障害者や高齢者が地域の中で活躍する「ソーシャルインクルージョン」の取り組みを提案した。

 「社会福祉から人間福祉への展望」と題したシンポジウムでは、パネリスト6人が、ロボットなど最新技術の活用や、外国人看護師・介護士の受け入れの重要性などを強調。炭谷理事長が「これからは外国人が福祉現場で活躍する時代になる。日本の経験をアジア各国で役立てていければ」とまとめた。

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