発足2日目(Day2)を迎えたトランプ米政権は21日、世界各地で起きた大規模デモを無視する一方で、米メディアとの“全面戦争”にいきなり突入した。政権誕生100日間は「ハネムーン期間」として、メディアは厳しい批判を控えるのが慣例だが、新政権の方から猛烈な先制攻撃を展開。両者の緊張関係は早くも異常な高まりを見せている。【共同】

 「私は正直な報道が好きだ。彼らは高い代償を払うことになる」。トランプ氏は21日午後、これまでさんざん批判してきた米中央情報局(CIA)本部を仲直りのために訪れたが、演説途中から非難の矛先はメディアに。20日の就任式の聴衆数を巡り、8年前のオバマ前大統領の就任式に比べ「空いた場所が目立ち、参加者は約25万人」と報じられたことに激怒。「約150万人はいた」と主張し始め、“不正直なメディア”は報いを受けると訴えた。

 数時間後、スパイサー大統領報道官もホワイトハウスで初の記者会見を開き「過去最大の人数だった。就任式の熱狂ぶりを小さく見せようとするのは恥ずべき間違いだ」と批判。質問を一切受けずに退場する異例の事態となった。

 ニューヨーク・タイムズ紙は、英国の専門家が就任式の聴衆を8年前の「約3分の1」と分析していると報道。メディアからは「トランプ政権はメディアと戦争しているのではなく、事実と戦争している」と非難する声も出始めた。

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